NTTPCコミュニケーションズは2014年5月15日、フィールド業務の手配や管理を効率化する業務特化型SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)「Biz-agoraフィールド業務マネージャー」の提供を開始したと発表した。ある企業がシステム開発にBiz-agoraフィールド業務マネージャーを導入した例では、管理者がスタッフを手配したり、進捗状況を確認したりする時間が7~8割削減できたという。

 管理者は業務の内容やチェック項目、顧客に対する確認項目をあらかじめ設定し、その進捗状況を確認できる。現場の担当者はスマートフォンやタブレットを使って訪問先の情報を確認したり、カメラ機能を使って写真を撮影して作業報告に添付したりできる。役割や立場によって、閲覧・編集できる範囲を制限することが可能だ。

 Biz-agoraフィールド業務マネージャーは、米セールスフォース・ドットコムが提供するクラウド基盤「Salesforce1」で稼働するサービス。初期費用は1契約当たり5万円で、月額のライセンス費用として管理者は3000円(1ID)、現場担当者は1700円(同)が必要になる。このライセンス費用はSalesforce1の利用料金を含んでいる。