教育研修会社のチェンジ(東京・渋谷)はデータサイエンティストの認定資格制度の運用を開始したことを発表した。ビジネスにおけるビッグデータ利活用ができる人材“データサイエンティスト”に必要とされるスキルを習得した人材に対し、レベルに応じて同社が資格を認定するもの。

 既にEMCジャパンなどがデータサイエンティストの認定資格制度を運用している。チェンジの高橋範光取締役は「特定のベンダーに依存しない、ベンダーニュートラルなデータサイエンティスト資格としては日本初になる」と説明する。

 具体的には、チェンジが開催する5日間の「データサイエンティスト養成コース」を全日程受講し、最終日に実施する総合演習の成果物およびプレゼンテーション内容を認定講師が審査し、合格基準を満たしていると評定した人材に資格を付与する。 

 同研修では。ビッグデータのビジネス活用に必要とされる統計技術、IT技術、ビジネスでの適用を網羅的に習得するプログラムを提供する。「Amazon Redshift」「C-Finder」「R Studio」「Tableau Desktop」「YDC SONAR」「TIBCO Spotfire」など複数の処理基盤やツールを実際に使う。またツイッターのつぶやきデータや、各種トランザクションデータなどの実データを用いた分析も体験する。

 2015年3月末までに 100 名の認定資格者を輩出予定。2014年度中にアドバンス資格を取得可能な 「データサイエンティスト養成講座(アドバンス編)」を開講し、「チェンジ データサイエンティスト アドバンス(CDSA)」の認定を開始する計画もある。