中国のインターネットサービス大手Tencent Holdings(騰訊控股)が現地時間2014年5月14日に発表した同年第1四半期の決算は、オンラインゲームが好調で売上高と純利益ともに大幅に増加した。

 総売上高は184億人民元で前年同期と比べ36%増加。純利益は64億5700万人民元で同60%増加した。希薄化後1株当たり利益は3.449人民元となる。

 VAS(付加価値サービス)部門の売上高は144億1300万人民元で、前年同期と比べ35%拡大した。ソーシャルネットワークによる収入は40億2600万人民元、オンラインゲームによる収入は103億3700万人民元だった。モバイルゲームが前期の3倍に成長し、18億人民元を超えた。インスタントメッセージング(IM)サービス「Mobile QQ」および「Weixin(微信)」(英語名:WeChat)を通じて提供するスマートフォン向けゲームがけん引役となった。

 オンライン広告部門の売上高は前年同期比38%増の11億7700万人民元。EC部門の売上高は同32%増の25億2400万人民元となった。

 WeChatの月間アクティブユーザー(MAU)数は合計3億9600万人で、前年同期から87%拡大した。

 米メディアの報道(Wall Street Journal)によると、アナリストらは売上高を181億7000万人民元、純利益を48億6000万人民元と予測していた。

[発表資料(PDF文書)]