写真●Kinectを含まないXbox Oneの廉価パッケージ
写真●Kinectを含まないXbox Oneの廉価パッケージ
[画像のクリックで拡大表示]

 米Microsoftは現地時間2014年5月13日、ビデオゲーム機「Xbox One」の新たな価格設定を発表した。6月9日に、ジェスチャー入力コントローラー「Kinect」を含まない廉価パッケージを399ドルで発売する(写真)。

 Xbox Oneは、昨年11月22日に米国、カナダ、ブラジル、オーストラリア、英国、フランスなど13カ国で販売を開始した。希望小売価格は499.99ドルで、商品パッケージにはXbox OneコンソールとKinect、無線コントローラーなどが含まれる。初日の販売台数は100万台を超え、18日後には200万台を突破した(関連記事:Microsoftの「Xbox One」、発売から18日で200万台を突破)。

 今回発表した廉価パッケージは、現在Xbox Oneを展開しているすべての国および地域で販売する。廉価パッケージを購入後にKinectを追加したいと考えるユーザーのために、スタンドアロンのKinectを今秋リリースする。なお、日本では9月4日にXbox Oneを発売するが、価格は明らかにしていない。

 競合製品であるソニーの「PlayStation 4(PS4)」は、Xbox Oneとほぼ同時期の昨年11月15日にまず米国とカナダでリリースされた。希望小売価格は399ドルで、発売後24時間で100万台以上を販売した。

 これまでのところXbox OneはPS4に水をあけられており、PS4が700万台以上販売されたのに対し、Xbox Oneは小売事業者向け出荷が500万台という(米Wall Street Journalの報道)。米Forbesによると、MicrosoftはKinectを含む標準パッケージのXbox Oneも引き続き販売する。スタンドアロンのKinectの価格は決まっていない。

 またMicrosoftは、オンラインサービス「Xbox Live」の「Gold」メンバーシップ限定で提供しているサービスの一部を、6月から無料登録ユーザーにも利用可能にすることを明らかにした。すべてのXbox Liveアカウント保持者は人気ゲームアプリケーションやスポーツ関連アプリケーション、「Netflix」「HBO Go」といったビデオ配信サービスなどを利用できる。

[発表資料へ]