写真●キヤノンソフトウェアのWeb会議システム「IC<sup>3</sup>」(アイシーキューブ)向けのiPad専用アプリ「IC<sup>3</sup> for iPad」
写真●キヤノンソフトウェアのWeb会議システム「IC<sup>3</sup>」(アイシーキューブ)向けのiPad専用アプリ「IC<sup>3</sup> for iPad」
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 キヤノンソフトウェアは2015年5月12日、同社が販売するWeb会議システム「IC3」(アイシーキューブ)向けのiPad専用アプリ「IC3 for iPad」を提供することを発表した(写真)。App Storeを通じて5月14日から配布を始める。既存のIC3ユーザーは無償でダウンロードして利用できる。

 IC3は、「専用端末や回線が不要」「ネットワーク設定が簡単(サーバー側で開ける必要があるポートはHTTPS通信に使うTCP443番のみ)」といった特徴を備えたWeb会議システム。同システム向けにはこれまで、Android対応アプリとiOS対応アプリを提供していたが、タブレット専用アプリは用意していなかった。タブレット端末で会議に参加するには、スマートフォン向けアプリを利用する必要があった。

 今回新たに開発したiPad専用アプリ「IC3 for iPad」は、「iPadの広い画面を最大限生かし、IT機器の操作に不慣れな人でも直感的にすぐ触れるようにUI(ユーザーインタフェース)を全面的に見直した」(キヤノンソフトウェア)という。

 具体的には、iOS版では階層化されていた設定やメニューを撤廃し、メイン画面上に表示されたアイコンをタップするだけで、カメラやマイクのON/OFFなど会議中に必要な基本操作を行えるようにした。

 IC3 for iPadを使うために必要となるIC3の価格は、ユーザーが自前でサーバーを用意して導入する「ソフトウエアパッケージ版」が95万円から(5拠点同時接続付きサーバーライセンス)、クラウド経由で利用する「ASPサービス版」(キヤノンマーケティングジャパンがサービス提供)が初期費用1万円および月額料金9800円から、などとなっている(価格はいずれも税別表記)。