写真●Appsnautの画面
写真●Appsnautの画面
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 SCSKは2014年5月13日、Google PlayやApp Storeのようなアプリケーション配信サーバーを企業内に設置して運営できるようにしたソフト「Appsnaut」を発表、同日販売を開始した。エンドユーザーは、専用のクライアントソフトをインストールしたモバイル端末(Android/iOS/Windows)から企業の内製アプリケーションやオフィス文書を選んでインストール/ダウンロードできる。価格(税別)は、50万円(20ユーザー時)から。

 Appsnautは、スマートデバイス(Android/iOS)やWindows(タブレット/パソコン)に対して企業の内製アプリケーションやオフィス文書を配信するためのコンテンツ配信サーバーソフトである。エンドユーザーは、専用のクライアントソフトの画面から、Google PlayやApp Storeのような公開型の配信サーバーと同様の使い勝手で、アプリケーションを選んでインストールできる。アプリケーションに対するユーザーの評価を収集/集計する機能も備える。

 一般的なクライアント管理ソフト(インベントリー管理/ソフトウエア配布ソフト)との違いは、ソフトウエアの配布とインストールをエンドユーザーに任せられることである。インストール状況を把握したり、ユーザーにメッセージでインストールを促したりすることは可能だが、実際のインストールは原則としてエンドユーザー自身が行う。多数のアプリケーションの中から好きなアプリケーションを選んでインストールさせるケースなどに向く。

 コンテンツ配信サーバーソフトはCurl言語で開発しており、企業内にオンプレミスで設置して運営する。エンドユーザー向けの画面や管理者向けの画面を企業に合わせてカスタマイズすることも可能である。