米Twitterは現地時間2014年5月12日、フォローしているユーザーの投稿(ツイート)を非表示にするミュート機能を正式に導入すると発表した。Web版とiOS、Androidアプリケーションで利用可能にする。段階的に提供し、数週間で全ユーザーが利用できるようになる見通し。

 同機能についてTwitterは、「お気に入りのユーザーからのツイートを見逃さないためにデバイス通知を有効にするのと同様に、関心の低いユーザーからのつぶやきを無音(ミュート)にできる」と説明している。

 特定のユーザーにミュート機能を適用すると、そのユーザーからのツイートおよびリツイートはホームのタイムライン上に表示されなくなる。また、そのユーザーの更新通知も配信されなくなる。しかし、ミュートしても、相手が自分のツイートに返信したり、リツイートやお気に入り登録したりすることは引き続き可能。ミュート機能は、ブロック機能と異なり、相手に知られずに適用できるのが特徴で、いつでも解除できる。

 米Wall Street Journalは、ミュート機能を「フォローを外すことなく、うるさいツイートを回避できる手段」と紹介している。なお、Twitterは昨年12月、ブロック機能を同様の仕様に一時変更したが、ユーザーの反発を受けて数時間で元に戻した経緯がある。

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