関西テレビ放送は2014年5月12日、非常災害時の放送維持のための可搬型伝送・放送装置を開発し、同日付で近畿総合通信局から実験試験局の無線局予備免許を取得したと発表した。

 今回開発したのは、伝送機能と放送機能を一体化した小型軽量の装置で、少人数で搬入設営が可能という。中継局間の信号伝送装置として使用できるほか、設定変更によって放送用送信機としても活用できる。

 関西テレビは今後、1年間にわたり兵庫県福崎町の中継局で実験を重ね、実用化に向けて検証を重ねる方針である。

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