写真●Vistaraのコントロールパネルの画面
写真●Vistaraのコントロールパネルの画面
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 アイネットとVistaNetは2014年5月12日、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型の運用管理サービスを、7月1日に提供開始すると発表した。オンプレミスとクラウドが混在した環境を、一括管理できるのが特徴だ。3年間で年間20億円の売上規模を目指す。

 米国で1000社以上の実績を持つ運用管理サービス「Vistara」を、国内で販売する。サーバーやネットワーク機器などの監視やジョブ管理などができるクラウドサービスだ。対象機器が、オンプレミスかクラウドにあるかに関わらず単一のコントロールパネルで管理できる(写真)。VistaNetが国内販売元となり、アイネットがクラウド基盤を構築、販売代理店となる。

 売上高100億円~1000億円程度の中堅企業や、部分的にクラウド環境を利用する大手企業向けに売り込む。アイネットは来年以降、監視対象機器のサポートサービスも始めたい考えだ。

 初期費用は10万円~20万円程度を予定している。月額利用料は、デバイス監視やレポート機能などのベーシックパックが1サーバー当たり1000円~2000円、ジョブ管理などを含むアドバンスドパックが1サーバー当たり3000円程度を見込む。申し込みから最短1週間で、サービスの提供が可能だという。