WUX400ST
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WX450ST
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 キヤノンは、独自のハイレンズシフト機構を搭載した反射型液晶(LCOS)プロジェクター新機種を2014年5月下旬に発売する。投写画面を上方にシフトすることが可能で、会議場・公演会場・ホテルの宴会場など中規模な室内空間で壇上に立つプレゼンターの裏からスクリーンへ投写したり、会議室のテーブルの下から投写できる。画面解像度WUXGA(1920×1200ドット)の「WUX400ST」と、WXGA+(1440×900ドット)の「WX450ST」の2機種。いずれも価格はオープン、予想実売価格は70万円前後。

 WUX400STは約1.2mの距離から、WX450STは約1.23mから約100型の映像をゆがみなく投写できる短焦点プロジェクター。独自開発のLCOSパネルを3枚組み合わせて、網目の格子感を抑えた映像投写が可能。パネルの反射率や輝度効率を高めた新光学システム「AISYS5.0」を採用して低消費電力化した。輝度は、WUX400STが4000ルーメン、WX450STが4500ルーメン。

 ハイレンズシフト機構は、WUX400STの場合で投写画面を上方約75%分、WX450STでは約77%分までシフト可能。また、いずれも左右は約10%分までシフトできる。このほかにも、複数のプロジェクターの映像を自然につなぎ合わせて投写する「エッジブレンディング」機能、LANで接続された複数のパソコン画面を投写したり複数のプロジェクターから一斉投写できる連携機能「ネットワークマルチプロジェクション」機能などを搭載する。

 入力端子はDVI-I、HDMI、アナログRGB、USBを備える。白い天井からの天吊り時にも目立たない本体デザインで、2台重ね合わせることで輝度を約2倍に上げることが可能な「スタック設置」や、上向き・下向きなど、さまざまな設置形態に柔軟に対応する。本体寸法は幅33.7×奥行き41.5×高さ13.4cm、重さは約6.3kg。