KDDIは2014年5月8日、都内で2014年夏モデル発表会を開催、夏モデルスマートフォン6機種、タブレット2機種の合計8機種の新端末を発表した(関連記事)。発表会に登壇したKDDI代表取締役社長の田中孝司氏は夏モデルについて「大画面と電池持ち」をキーワードに挙げた(写真1、写真2)。
夏モデルスマホは「大画面」と「電池持ち」がキーワード
大画面について、KDDIの調査によれば、高リテラシー層(アーリーアダプター層)の64.2%は、次に買うなら大画面のスマートフォンだと考えているという。また、映像・音楽配信利用層への調査でも、大画面を重視するユーザーが63.3%と半数を超えている点を挙げ、大画面を求める傾向が続いているとした。「韓国などでは誰もが大画面のスマホを持っている。日本もその方向に進むのではないか」(田中氏)と予測する。
電池持ちについて、同じくKDDIの調査によれば、スマートフォンの購入時に「バッテリーの持ち」を重視するユーザーが、「毎月の通信料が安い」や「端末価格が安い」を上回り、トップに来ていることを示した。
ほかにも夏モデル共通の特徴としては、OSとしてAndroid 4.4を採用。通信機能として、同発表会でKDDIが発表したCA(キャリアアグリゲーション)とWiMAX2+への対応が挙げられる。スマートフォン6機種中、TORQUEを除く5機種が対応し、タブレットではXperia Z2 Tabletが対応する。
国内初の高精細WQHDスマートフォン「isai FL」
LG Electronics製の「isai FL」(LGL24)は、国内初となる5.5インチ・WQHDのディスプレイを搭載するスマートフォン(写真3)。解像度はフルHDの約1.8倍となる538ppiで、非常に高精細なものとなっている(写真4)。バッテリー駆動時間については「測定中だが、他のスマートフォンと同程度に利用できる見込み」(KDDI担当者)と説明する。