新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)は2014年5月8日、同社が提供するクラウドサービスのブランド名を「absonne(アブソンヌ)」に統合すると発表した。同社 取締役 上席執行役員の大城卓氏は、「これまで各クラウドサービスは個別に運営してきたが、様々なクラウドを組み合わせる昨今のニーズに合わせるため、名称を統合した」と、ブランド名統合の意義を説明する(写真1)。
同社は、これまで「absonne」として提供していた企業向けクラウドサービスを「absonne Enterprise Cloud Service」に、「NSGRANDIR+(エヌエスグランディール・プラス)」として提供していたプライベートクラウド構築ソリューションを「absonne Enterprise Cloud Framework」に名称変更する(写真2)。
さらに、Webベースの管理機能を持つ「absonneDirector」を強化したことで、absonne Enterprise Cloud Serviceとabsonne Enterprise Cloud Frameworkが混在する環境を一元管理できる。現在は他社のクラウドサービスをサポートしていないが、「いずれは、Amazon Web Services(AWS)やOpenStackなどもサポートする予定」(大城氏)という。
NSSOLは、2013年度に売上高100億円だったクラウド事業を、2016年度に2倍の売上高200億円を目指すとしている。