スマートフォンの新モデル6機種とタブレット2機種を発表
スマートフォンの新モデル6機種とタブレット2機種を発表
[画像のクリックで拡大表示]
au WALLETのCMに出演する所ジョージさんが発表会に登場した
au WALLETのCMに出演する所ジョージさんが発表会に登場した
[画像のクリックで拡大表示]
4K動画が撮影できる「XPERIA ZL2 SOL25」
4K動画が撮影できる「XPERIA ZL2 SOL25」
[画像のクリックで拡大表示]

 KDDIは2014年5月8日、スマートフォンの新モデル6機種とタブレット2機種を発表した。このうち6機種は最大150MbpsとしたLTE-Advancedのキャリアアグリゲーション(CA)と最大110MbpsのWiMAX 2+の通信機能を搭載した。スマートフォンのアプリで入金できる電子マネーサービスの「au WALLET」も発表した。

 スマートフォンは5型以上の大画面と3000mAh前後の大容量バッテリーを搭載する機種を複数揃えた。4K動画が撮影できる「Xperia ZL2 SOL25」「isai FL LGL24」、約0.3秒の高速オートフォーカス搭載カメラを内蔵する「GALAXY S5 SCL23」、液晶周囲の枠を狭くした「AQUOS SERIE SHL25」、防水防塵機能を備える「URBANO L03」がある。これらの機種はCAとWiMAX 2+の通信機能を搭載する。タブレットでも薄型軽量の「Xperia Z2 Tablet SOT21」が2つの通信方式に対応する。「auはこの2つに対応することで、業界の中で速度ナンバー1を目指す」(田中孝司社長)と意気込んだ。

 米国国防総省の調達基準に準拠した頑丈さを持つ「TORQUE G01」、米インテルの新型CPUであるAtom Z3580を備える8型タブレットの「MeMO Pad 8」もラインナップに加える。このほか、根強いファンがいるとする台湾HTCの「HTC J」シリーズについても今後新モデルを投入する方針を示した。

 au WALLETはau携帯電話やauひかりなどの契約者を対象とした電子マネーサービス。ユーザーは専用の電子マネーカードを使い、マスターカード加盟店で決済できる。電子マネーで決済した際には200円で1ポイントを付与する。たまったポイントは携帯端末の購入代金や通信料金の支払いに利用できる。カードにはスマートフォンのアプリを使うなどの方法で入金(チャージ)できる。

 セブン-イレブン、マツモトキヨシ、ファミリーレストランのココスなど提携店舗ではポイント付与率を高くする。auショップに設置した専用端末にカードをかざすと抽選で最大3000ポイントを付与するなどのキャンペーンも実施する。「ポイント付与はユーザー還元」(田中社長)と説明し、ユーザーの満足度向上につなげる考えを示した。電子マネー事業参入の理由として「お金とポイントが回る仕組みを構築し、ユーザーがスマホを使うだけでなく、リアルな世界での接点を深めたい」と説明した。