中国Huawei Technologies(華為技術)は現地時間2014年5月7日、Androidスマートフォンの新機種「Ascend P7」を発表した(写真)。昨年リリースした「Ascend P6」の後継機で、LTE高速通信に対応する。希望小売価格は449ユーロで、5月にアジアや欧州、中東で発売する。日本向けのリリースは未定。
Ascend P7は5インチのインセル型タッチディスプレイを採用し、解像度は1920×1080ドット、ピクセル密度は445ppi。
CPUは動作周波数1.8GHzのクアッドコア「Hisilicon Kirin 910T」。2Gバイトのメモリーと、16Gバイトのストレージを内蔵する。
OSは「Android 4.2.2 KitKat」を搭載し、ナビゲーションを向上した独自UIの新版「Emotion UI 2.3」を組み合わせる。
800万画素のフロントカメラは、自分撮り(selfie)のニーズに応えて1080p HDビデオやパノラマ写真の撮影が可能。1300万画素のメインカメラは5層構造のF2.0レンズを採用する。
本体寸法は高さ139.8mm×幅68.8mm×厚さ6.5mm、重量は約124g。米Corningの「Gorilla Glass 3」でディスプレイと背面を覆った。バッテリー容量は2500mAh。音声通話や連絡先表示などの基本的な機能のみ残して他の動作を制限する省電力機能により「10%のバッテリー残量で、スタンバイモードなら24時間もつ」としている。
無線機能は、NFC、IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0をサポート。
中国のほか、英国、ドイツ、イタリア、フランス、スペイン、ノルウェーなどの欧州諸国と、オーストラリア、香港、タイ、シンガポールなどアジア太平洋諸国、サウジアラビアなど中東諸国で5月より販売を開始し、その後対象を拡大する。
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