図●特許に記されている説明図
図●特許に記されている説明図
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 米Microsoftが2012年に申請したスマートウォッチに関する特許を米特許商標局(USPTO)が公開したと複数の米メディア(CNNMoneyInformationWeekなど)が現地時間2014年5月7日までに伝えた。

 特許のタイトルは「ウエアラブル・パーソナル・インフォメーション・システム」。20件のクレームから成り、2012年10月29日に申請されている。申請書類によると、この腕時計端末は、フィットネス関連の情報を収集する機能のほか、音楽プレーヤー、電話、メッセージといった機能も持つ。本体表面にはタッチディスプレイを、底面には光センサー、電気/データコネクターを備えている。本体はリストバンドから取り外すことが可能で、ドックにつないで充電したり、モバイル端末やパソコンなどの機器とデータを同期したりできるという()。

 MicrosoftではタブレットPC「Surface」のチームがスマートウォッチの開発に取り組んでいると噂されている。もしこのコンセプトが製品化されるのであれば、Microsoftにとってスマートウォッチは2度目の試みになる。同社は2004年に「Smart Personal Object Technology(SPOT)」という技術基盤を開発し、これをベースにした端末をフィンランドSuuntoや米Fossilなどの時計メーカーが発売した。だが、そうしたSPOT端末は2008年にすべての販売が打ち切られた(関連記事:米MSがIT腕時計技術を発表,2004年初めに時計メーカー2社から発売)。

[米特許商標局が公開したMicrosoftの特許]