米Googleは現地時間2014年5月7日、クラウド環境を監視するサービスを手がける米Stackdriverを買収したと発表した。同買収により、Googleはクラウド事業の強化を図る。買収金額などの条件については明らかにしていない。

 Stackdriverは、2人の元米VMware従業員が2012年6月に立ち上げた。マサチューセッツ州ボストンに本拠を置き、米Amazon.com傘下のAmazon Web Services(AWS)や米Rackspaceのクラウドサービスにおける性能測定あるいはデータ分析をするツールなどを提供している。

 Stackdriverのサービスを導入することで、開発者はクラウド上で構築および稼働しているアプリケーションやサービスを監視し、エラー、パフォーマンス、振る舞いや動作をより視覚的に把握できる。

 GoogleはStackdriverを自社のCloud Platform部門に統合し、Stackdriverの高度な監視機能をCloud Platformの顧客が利用できるようにする。

 またStackdriverが同社のWebサイトに掲載している告知によれば、Stackdriverは今後も、どのクラウド事業者を利用しているかに関わらず既存および将来の顧客へのサービス提供を継続するとしている。

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