図●両社が提供するBtoBカード決済サービスの仕組み
図●両社が提供するBtoBカード決済サービスの仕組み
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 スタンドファームとディー・エヌ・エーの子会社であるペイジェントは2014年4月30日、業務提携すると発表した。今回の提携の下、両社は今夏をめどにスタンドファームの提供するクラウド型請求書管理サービス「Misoca」にて、BtoBクレジットカード決済サービスを提供するという。

 ペイジェントは、クレジット決済やコンビニ決済をはじめとするオンライン収納代行サービスを提供する企業。スタンドファームは、2011年11月に開始したサービスMisocaにて、オンラインで見積書や請求書を管理し、紙に印刷して郵送する郵送代行機能までを提供している。

 クレジットカード決済をBtoBで利用することは以前から可能だったが、請求書と連動させる場合は企業ごとにシステム開発が必要だった。今回両社が提携することで、スタンドファームのMisocaを利用する企業は、従来の請求書管理などの機能に加え、ペイジェントが提供するクレジットカード決済機能を利用して取引先からの料金回収ができるようになる。

 料金回収する企業は、決済画面URLが記載された請求メールを取引先企業に送信する。取引先企業はその決済画面から、クレジットカード決済にて料金の支払いが可能になる(図)。

 このシステムにより、料金回収する企業は請求業務や入金管理が効率化できるほか、料金を支払う取引先企業側も時間を問わずに支払いできるようになり、銀行振り込みの手数料負担も軽減できるとしている。