写真1●アバナード日本法人 代表取締役社長の安間裕氏
写真1●アバナード日本法人 代表取締役社長の安間裕氏
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写真2●アクセンチュア 代表取締役副社長 兼 執行役員 テクノロジーコンサルティング本部 統括本部長の関戸亮司氏
写真2●アクセンチュア 代表取締役副社長 兼 執行役員 テクノロジーコンサルティング本部 統括本部長の関戸亮司氏
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 マイクロソフト製品を使ったシステム構築サービスを専門とするアバナード日本法人は2014年5月1日、同日付で代表取締役社長にアクセンチュア出身の安間裕氏が就任すると発表した(写真1)。事前に開かれた記者会見で安間社長は、「ビジネスとマイクロソフトテクノロジーを結びつけ、アバナードが世界を変えていく」と、意気込みを語った。

 アバナードは、米アクセンチュアと米マイクロソフトが共同出資で2000年4月に設立したシステムインテグレータ。マイクロソフト製品を使ったシステム構築サービスを専門とする。

 安間社長は、団体系保険会社などを経て、1998年にアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。その後、外資系広告会社などを経て、2001年に再びアクセンチュアに入社。2度目の入社後は、関連会社のアクセンチュア・テクノロジー・ソリューションズ(現在はアクセンチュアに統合)の設立に携わり、2002年に同社代表取締役社長に就任。アクセンチュアでも要職に就いてきた経歴を持つ。

 記者会見に同席したアクセンチュア 代表取締役副社長 兼 執行役員 テクノロジーコンサルティング本部 統括本部長の関戸亮司氏は、「安間氏とは3年前までアクセンチュアで一緒に働いていたが、ソフトウエア専門部隊(旧アクセンチュア・テクノロジー・ソリューションズ)を0人から1000人の組織に成長させるなど、功績を残してきた人物だ。これまでのリーダーシップをもとに、アバナードも新しい成長軌道に乗せてくれることを期待している」と語った(写真2)。

 安間社長は、アバナード日本法人の受注状況が好調で、「現在も多くの企業から問い合わせがきており、今の日本法人のサイズではとても間に合わない状況にある」と話し、日本法人の人員を拡充する方針であると説明した。ただし具体的な人数には言及しなかった。