全日本空輸(ANA)グループは、クラウド型の音声基盤導入やスマートフォンによる内線電話の実現など音声基盤の刷新により、今後、年間ベースで4億円のコスト削減を見込んでいると発表した。

 音声基盤のモビリティを高め、場所にとらわれない働き方を実現して業務効率を高める。同社が中期経営計画で目標としている1360億円(2011年度から2016年度の累計)のコスト削減の一環である。

 ソフトバンクテレコムから合計9000台のiPhoneを導入し、従業員がオフィス外にいる際も会社のダイヤルイン番号宛の着信を受けたり、内線通話ができるようにする。クラウド型音声基盤には、2014年からNTTコミュニケーションズの「Arcstar UCaaS」を導入した。