富士通は、同社の業務用アプリケーションフレームワーク「INTARFRM(インターファーム)」で、複数デバイスのブラウザーに対応した最新版を2014年4月25日から順次発売する。これまでPC版のInternet Explorerにのみ対応していたが、新たにFirefox、PC/Android版のGoogle Chrome、iOS版Safariにも対応した。
 
 INTARFRMは業務システム用のため、従来はPC版のInternet Explorer以外の需要が小さく、他のブラウザーには対応していなかったという。今回同社は、iPhoneやiPad、Android端末など非PC端末の業務利用が広がっている点を踏まえ、マルチデバイス、マルチブラウザー対応を強化した。
 
 HTML5/jQuery対応も進める。これまでは、大規模システム向けとなるEnterprise Editionの「INTARFRM RIA Java Ajax」のみ対応していた。これを中小規模システム向けのProfessional Edition、短期開発向けのRapid Editionにも拡大する。2016年度末までに、5500ライセンスの販売を見込む。