写真1●freebit mobile用のスマートフォン「PandA」
写真1●freebit mobile用のスマートフォン「PandA」
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 フリービットは2014年4月23日、モバイルサービス「freebit mobile」のバージョンアップなどを発表した。freebit mobileは、端末代と基本プラン料金を合わせて月額2000円(税抜き)から使えるサービス。同社のスマートフォン「PandA」で利用する(写真1関連記事)。

 発表内容は(1)サービスのバージョンアップ、(2)販売店舗の全国展開を開始、(3)新CMの開始――の3点である。

 バージョンアップとして、まず通常時(高速化オプションを使わない状態)の通信速度を、従来の150K~200Kビット/秒から250K~300Kビット/秒に引き上げた。5月1日からは、月額500円の「フラットパック」の提供を始める。フラットパックには、050番号を使うIP電話から発信できる1260円分の無料通話(国内携帯電話向け通話60分に相当)と、250円分の高速チケット(速度制限がない通信100MBに相当)が含まれる。

 また、スマートフォンPandAの新ファームウエア「PandA Soft 2.0 “Cloud”」のオンラインアップデートを開始し、順次実施する。PandA Soft 2.0 “Cloud”は、クラウド上のサーバーと連携したメモリー管理、リモートサポート、独自オンラインマーケット、オリジナルUI(ユーザーインタフェース)などを搭載している。

 同日開催した戦略発表会でフリービットの石田宏樹代表取締役社長は(関連記事:垂直統合で月2000円を実現、スマホに「時間節約」をもたらしたい)、発表はしていないものの最新ロットのPandAのスペックは初期ロットのPandAよりも上がっており、同じ外観のままでAndroidのバージョンとCPUのスペック(デュアルコアからクアッドコアへ)が上がり、メモリーが増えていると説明。初期ロットのPandAについても、「クラウドでメモリーなどを管理しながらPandAの性能を上げてきている。おおよそ30~50%の速度アップを、PandA Soft 2.0では実現している」(石田社長)などと解説した。