富士通とパナソニックは2014年4月23日、両社のシステムLSI事業を統合した新会社を2014年10~12月期に設立し、事業を開始すると発表した。詳細条件を詰めたうえで、2014年6月末をめどに最終契約を締結する。

 新会社には、日本政策投資銀行(DBJ)が最大200億円を出資する。議決権比率は富士通40%、パナソニック20%、DBJが40%になる見通し。DBJは出資に加え、最大100億円の融資枠を設定する。数年後に新会社の新規株式公開を目指すとしている。

 新会社のCEO(最高経営責任者)には、京セラ元社長の西口泰夫氏が就任する。新会社の年間売上高は約1500億円、従業員数は約3000人になる見込み。

 富士通とパナソニックは2013年2月、両社のシステムLSI事業を統合することで基本合意したと発表していた(関連記事)。