写真1●日本オラクル アプリケーション事業統括本部 事業開発部 担当ディレクターの黒川竜司氏
写真1●日本オラクル アプリケーション事業統括本部 事業開発部 担当ディレクターの黒川竜司氏
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写真2●「Oracle HCM Cloud」の主要な機能強化ポイント
写真2●「Oracle HCM Cloud」の主要な機能強化ポイント
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 日本オラクルは2014年4月17日、クラウド型の人材管理システム「Oracle HCM Cloud」に、採用プロセスの支援、人事業務のモバイル対応、人員配置の分析など200の機能を強化したと発表した。登壇した日本オラクル アプリケーション事業統括本部 事業開発部 担当ディレクターの黒川竜司氏は、「今後、グローバルレベルで優秀な人材が不足していく。企業が成長し続けるためには、継続的に優秀な人材を雇用し、その人材を育成していくことが必要だ」と、人材マネジメントの重要性を強調する(写真1)。

 今回の主な機能強化は、ソーシャルメディア、モバイル、ビジネスアナリティクスの三点(写真2)。

 一つめのソーシャルメディアでは、「Oracle Recruiting Cloud」と「Oracle Social Sourcing Cloud」のプロセス連携が可能になった。企業が人材を採用する際に、社員からソーシャルメディアを通じて優秀な人材を会社に紹介してもらえる。現場のニーズに合った人材を採用できるようになるという。

 二つめのモバイル対応では、通常の人事業務、休暇申請などの承認・否認のワークフローの操作や、業務指標などの確認がモバイルからできるようになった。モバイル機器からのアクセスにより、時間と場所の制約を最小限にできる。

 三つめのビジネスアナリティクスでは、「Oracle Business Intelligence」と「Oracle Talent Management Cloud」との統合により、社員が担当する業務の予定と進捗状況を管理するなど、社員情報のより深い分析が可能となる。

 Oracle HCM Cloudは、グローバルで約6000社の導入実績があるという。国内での導入社数は公表していない。