写真1●ネットワークテスター「OneTouch AT 3 ネットワーク・アシスタント」
写真1●ネットワークテスター「OneTouch AT 3 ネットワーク・アシスタント」
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写真2●クラウドサービス「OneTouch AT クラウド・サービス」の画面
写真2●クラウドサービス「OneTouch AT クラウド・サービス」の画面
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 2014年4月17日、米フルーク・ネットワークスの日本法人であるTFFフルークは、ネットワークテスター「OneTouch AT 3 ネットワーク・アシスタント」(以下、OneTouch AT 3)を発表した(写真1)。クラウドサービスでトラブルの原因を解析する「自動化テスト機能」などを搭載した、トラブルシューティング用ネットワークテスター。4月22日販売開始の予定。価格は78万円(税別)から。

 トラブルの現場に専門のネットワーク技術者がいなくても、遠隔地からスマホでトラブルの状態をチェックしたり、タブレット端末でトラブルシューティングを行ったりできる。そのためのOneTouch AT 3の主な新機能は4つある。

 第1に、クラウドサービスの「OneTouch AT クラウド・サービス」に対応している点(写真2)。通常のトラブル対応では、テスターを持った専門のネットワーク技術者が現場に出向いて、テスターの測定結果を長時間見ていなくてはならなかった。しかしOneTouch AT クラウド・サービスにより、トラブルの現場にいなくても、現場でOneTouch AT 3を起動しさえすれば、専門技術者が遠隔地からトラブルの状況をスマートフォンでチェックしたり、タブレット端末やノートパソコンで遠隔トラブルシューティングをしたりできる。

 第2に「自動化テスト機能」。ワンボタンでOneTouch AT 3を起動するだけで、自動的にリモート試験を行い、解析結果を提供しながら、OneTouch AT クラウド・サービスに解析したデータをアップロードする。

 第3に「トレンド解析機能」。トラブルが起こっている現場にあるOneTouch AT 3からOneTouch AT クラウド・サービスにアップロードされたデータは、最大1週間分保存される。この長期間のデータを、遠隔地からでもブラウザーで見られる。期間中の不具合を分析することで、間欠的に発生するネットワークの問題点を検討できる。

 第4に「ウィザード機能」。経験が浅い技術者でも自動的に設定のサポートが行われる。