写真1●「アプリDe統計」
写真1●「アプリDe統計」
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写真2●「アプリDe統計」の「ポケット統計」画面例
写真2●「アプリDe統計」の「ポケット統計」画面例
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写真3●「アプリDe統計」の「とうけいどけい」画面例
写真3●「アプリDe統計」の「とうけいどけい」画面例
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 総務省は2014年4月15日、政府統計データを提供するAndroid版アプリ「アプリDe統計」試行版の公開を始めたと発表した。端末のGPS機能と統計API機能を連動させて、自分がいる場所の市区町村の統計データを表示したり、基本的な統計データを表示したりできる。

 「アプリDe統計」はオープンデータの一環として、総務省統計局と独立行政法人統計センターが仕様を決めた。アプリはAPI機能でデータを取得し、常に最新の統計データを表示する。当面利用できる主な統計データは、総務省統計局の「人口・世帯(国勢調査)」「民営事業所数・従業者数(経済センサス活動調査)」「主な価格(小売物価統計調査)」「1カ月間の収入と支出(家計調査)」など。

  アプリでは自分がいる場所の市区町村の統計データをGPSと統計API機能を連動させて表示する「City Stat」や、基本的な統計データを手軽に表示する 「ポケット統計」、その日にちなんだ統計情報や統計にまつわるクイズなどの「とうけいどけい」の3つの機能を用意した。

 2014年秋ごろには、統計API機能の本格運用を開始し、利用可能な各省庁の統計データを拡充する予定。財務省の法人企業統計などの統計データを扱いやすくできるという。今回のアプリ開発費用は数百万円といい、オープンデータの呼び水にしたい考え。意見や要望を踏まえて利用範囲の拡大など改善・改修を行うとしている。