写真●パナソニックのKX-PD101DL
写真●パナソニックのKX-PD101DL
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 パナソニックは2014年4月14日、パーソナルファックス「KX-PD101DL」(愛称おたっくす)を発表した(写真)。6月12日に発売する。無線LAN接続機能を持ち、最大4台のスマートフォンとの連携機能を搭載。スマートフォンを電話子機として使ったり、ファクス受信画像をスマートフォンで見たりできる。

 家庭の無線LANルーターにKX-PD101DLとスマートフォンを接続し、スマートフォンに専用アプリ「スマートフォンコネクト」をインストールすると、スマートフォンを子機として使える。固定電話回線への着信をスマートフォンで受けたり、スマートフォンから固定電話回線を使って発信したりできる。発信は、アプリ画面で携帯電話回線からにするか固定電話回線からにするかを選べる。ファクスの受信画像をスマートフォンで表示し、必要なものだけ親機またはスマートフォンに対応するネットワークプリンターで印刷することも可能である。

 スマートフォンコネクトは、Android4.0以降を搭載しGoogle Playが使えるスマートフォンやタブレット端末と、iOS6.0以降を搭載したiPhone4/4S/5/5C/5SとiPad/iPad miniに対応する。Google PlayとApp Storeで配布する。なお着信をスマートフォンで取るには、常時アプリを起動しておくことが必要。iOS版は、固定電話回線の通話中に携帯電話に着信があると、固定電話回線の通話は切断される。

 またKX-PD101DLとスマートフォンコネクトは、相手に先に名乗ってもらうメッセージを流して電話に出る前に相手を確認できる「あんしん応答」機能と、通話拒否を相手に伝える機能を搭載する。

 KX-PD101DLをインターネットに接続すれば、ファクスの受信画像や留守番電話の用件録音があったことをスマートフォンにメールで転送できる。これらを転送するメールアドレスは最大4件設定可能。また、別売品の窓センサー/ドアセンサーを使っている場合は窓/ドアが開いたこと、別売品の人感センサー付き子機を使っている場合は「みまもりセンサー」の反応の有無もメールで転送できる。

 KX-PD101DLは親機と子機1台で構成。価格はオープンプライスで、市場想定価格は税抜き2万7000円前後の見込み。スマートフォンコネクトは無償。

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