ハイホー(hi-ho)は2014年4月11日、NTTドコモ回線を使ったモバイルデータ通信サービス「hi-ho LTE typeDシリーズ」で「音声通話対応SIMカード」を4月14日から提供開始すると発表した。SIMロックフリーのスマートフォンやタブレットなどで、国内外の固定電話や携帯電話との音声通話が可能になる。

 hi-ho LTE typeDシリーズは、NTTドコモのXi(クロッシィ)とFOMAに対応したデータ通信サービスで、各コースごとに設定されたバンドルチャージ量まで下り最大150Mbps・上り最大50Mbpsの高速データ通信が利用できる。データ通信量がバンドルチャージを超えた場合は、通信速度が最大200kbpsに制限される。

 従来も他社のIP電話サービスや無料通話アプリを併用することで音声通話が可能だったが、今回発表の音声通話対応SIMカードを利用することで、より品質の安定した音声通話が可能になり、警察や消防などの緊急通話も利用できるようになる。標準SIM、microSIM、nanoSIMの3種類のSIMカードを用意する。

 音声通話対応SIMカードの利用料金(税別)は月額1000円で、これに各コースの利用料金を合算する仕組み。バンドルチャージ1GBの「ミニマムスタート」コースの場合で、コース利用料金が月額933円で、合計月額1933円かかる。また、通話料金は30秒20円。SMS送信料は国内1通3円、国外1通50円または100円(免税)。

 今後は、5月中旬ごろに他社からのMNP(ナンバーポータビリティ)転入への対応や、会員専用ページでの通話履歴明細表示機能の提供を開始する予定。