画面●米マイクロソフトのWSUS担当チームのブログ
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 米マイクロソフトは米国時間の2014年4月8日、同日に配布開始したWindows 8.1の更新プログラム「Windows 8.1 Update(KB 2919355)」について、企業内で更新プログラムを配布するための管理ソフト「Windows Server Update Services(WSUS)」経由での配布を延期したことを明らかにした(画面)。

 配布を延期した理由は、Windows 8.1 Updateを適用したPCが、Windows Server 2008 R2/2008/2003 R2/2003上でWSUS 3.0 SP2を実行するサーバーに対しSSLで接続しようとした場合、WSUS 3.0 SP2に対するスキャン処理が失敗する問題が確認されたためとしている。

 同社ではこの問題を解決した更新プログラムをできるだけ早く提供する予定としており、それまではWSUS経由でWindows 8.1 Updateを展開しないことを推奨している。

 なお、現時点でのこの問題の回避策として、WSUSでのHTTPSの利用を無効にすることを挙げている。サーバー側のOSがWindows Server 2008 R2の場合は、TLS 1.2を有効にすることでも問題を回避できるという。

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