写真●11.6型液晶の変形型モバイルノート「VAIO Fit 11A」
写真●11.6型液晶の変形型モバイルノート「VAIO Fit 11A」
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 ソニーは2014年4月11日、同年2月に発売したノートパソコン「VAIO Fit 11A」のバッテリーに不具合があり、ユーザーに対して使用を中止するように告知した。バッテリーパックが過熱し、パソコン本体の一部が焼損する恐れがあるという。

 対象製品はVAIO Fit 11Aの店頭販売モデル「SVF11N19EJS」、VAIOオーナーメードおよび法人向けカスタマイズモデル「SVF11N1A1J」、法人向けモデル「SVF11N1BAJ」。対象製品を使用しているユーザーは、直ちに本体の電源を切り、ACアダプターのプラグを本体から抜いたうえで、使用を中止する必要があるとする。

 バッテリーは設計生産委託先から供給を受けていた。同社では該当製品の中で不具合のあるバッテリーを搭載した製品の製造番号(シリアル番号)を調査中。無償点検や修理などの対応を検討し、2週間以内にWebページで告知する。

 VAIO Fit 11Aは、ソニーがパソコン事業からの撤退を発表したあとの2月22日に発売された製品。画面を裏返すとタブレット型になる機構を取り入れた11.6型液晶ディスプレイ搭載のモバイルノートで、同社として最後となる春モデルの中での目玉製品だった。

VAIO Fit 11A使用中止に関するソニーの情報ページ