写真●エンタープライズOSSプラットフォームで提供するOSSと稼働環境(出典:日立ソリューションズ)
写真●エンタープライズOSSプラットフォームで提供するOSSと稼働環境(出典:日立ソリューションズ)
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 日立ソリューションズは2014年4月11日、Webシステム構築用のOSSミドルウエアを対象としたOSSサポートサービス「エンタープライズOSSプラットフォーム」(写真)を発表、同日提供を開始した。特徴は、サポート環境をPOWERプロセッサとLinuxに固定化し、動作検証を徹底したこと。サブスクリプション(購読)ライセンスの形で、年額制で提供する。

 Webシステムの構築に使う4つのOSSを対象としたサポートサービスである。同社が動作検証したOSSをユーザーに提供するほか、メールや電話での問い合わせに対応する(平日の午前9時から午後5時)。対象のOSSは、Web(HTTP)サーバーの「Apache HTTP Server」、Javaアプリケーションサーバーの「Apache Tomcat」および「JBoss Enterprise Application Platform」(JBoss EAP)、データベースサーバーの「PostgreSQL」である。

 最大の特徴は、OSSの動作環境を特定のサーバー環境(IBM PowerLinux)に固定化することによって、特定環境での動作検証を徹底させたことである。OSSの新版やパッチが公開された際には、日立ソリューションズが事前に動作検証を実施し、動作検証済みのソフトとして顧客に提供する。サポート対象のサーバー環境は、CPUがPOWERプロセッサで、「PowerVM」(論理パーティショニング機能)を使い、OSにLinuxを搭載した環境である。