写真●ProJet 3500 HDMax
写真●ProJet 3500 HDMax
[画像のクリックで拡大表示]

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2014年4月10日、米3D SYSTEMS(スリーディー・システムズ)の3Dプリンターの取り扱い規模を拡大すると発表した(写真)。ラインアップを拡充するほか、全国に専任10人を含む40人の販売要員を置き、保守要員も同年6月までに計10人以上を各拠点に配置する。2016年の国内法人向け3Dプリンター市場予測値である260億円のうちの2割、約50億円の売り上げを目指す。

 同社はこの3Dプリンターに、キヤノンITソリューションズが扱う3次元CADソフトや複合現実(Mixed Reality)システム「MREAL(エムリアル)」を組み合わせ、3Dソリューション事業として展開する。同事業全体では2016年に売上高100億円以上を目指す考えだ。

 キヤノンMJは2013年11月から、3D SYSTEMS製の生産用3Dプリンターを取り扱っている。今回、ラインアップに加えたのが、治具や建物モデル作成などに使えるプロフェッショナル用の「ProJet 5500X」(3000万円)、「ProJet 3500/5000」(900~2000万円)、「ProJet 4500」(1100万円)、「ProJet x60シリーズ」(200~1500万円)と、個人・教育用途の「ProJet 1000/1500」(200万円)、「Cube X」(50万円)である。