NTTドコモは2014年4月10日、新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」を法人向けにも提供すると発表した。カケホーダイとパケットシェアの基本仕様は個人向けと同じで、毎月の通信量上限とシェア回線数を増やした(関連記事:ドコモが新料金プラン発表、家族の囲い込み強化し長期契約者にも配慮)。

 法人向けプランも、(1)基本プラン、(2)ISP契約、(3)パケットパック――の構成となっており、(1)と(2)は料金も個人向けと同じ。(3)はビジネスシェアパックの名称で通信量と回線数に応じたメニューが多数あり、最大3000Gバイトの通信量を最大1000回線で分け合えるようにした(写真1)。

写真1●法人向けパケットパックのメニュー(同社発表資料から抜粋)
写真1●法人向けパケットパックのメニュー(同社発表資料から抜粋)
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 また、個人向けと同様に6年目以降の長期契約企業に対して月300~2000円を割り引く「ずっとドコモ割」を提供するが、その対象は、パケット通信量の上限が最大30Gバイトまでの「ビジネスシェアパック10/15/20/30」だけとなる。

 企業は個人に比べて音声通話が多い傾向にある。大手は既に相対契約で大幅な割引を受けているケースが多いが、中堅・中小企業を中心に大きな需要を見込めそうだ。