KDDIウェブコミュニケーションズは2014年4月9日、インターネット上から電話やSMS送受信ができるクラウドサービス「Twilio」の料金プランを改定すると発表した。これまで月額490円(税込み)だったのを月額100円(税別)で提供。さらに受発信料金などを値下げした。合わせて、着信者課金番号(0120番号)にも対応する。

 Twilioは、Webサイトやアプリケーションに電話やSMSの受発信機能、アップロードした音声の再生機能、文字列を音声に変換できる音声合成機能などを実装できる「クラウド電話API」。2008年に創業した米Twilioが開発したサービスで、日本国内では2013年4月から050番号のサービスを開始。SMS認証や音声アプリなど多様なサービスに採用され、トラフィックが急激に増加していることから料金値下げが可能になった。

 新料金プランでは、050番号の月額料金の値下げに加えて、固定電話宛ての受着信料金を1分間9円(税込み)から5円(税別)に、携帯電話宛の受着信料金を1分間19円(税込み)から15円(税別)に値下げ。また、SMSやアプリなどの受発信料金も2.8%値下げした。
 0120番号は、月額1500円(税別)で提供。電話の発信者には通話料金がかからない代わりに、着信者(番号所有者)に着信料金の1分20円(税別)が発生する。コールセンターや情報案内番号などの用途で数多くの要望があったという。