写真●DoSupportの概要(出典:日立ソリューションズ・ビジネス)
写真●DoSupportの概要(出典:日立ソリューションズ・ビジネス)
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 日立ソリューションズ・ビジネスは2014年4月8日、ヘルプデスクのサポート対応をリモート操作機能で支援するクラウドサービス「DoSupport」(写真)を発表、同日販売を開始した。5月9日からサービスの提供を開始する。Webブラウザーとクラウドを介して、サポート担当者(オペレーター)がエンドユーザー(顧客)のPCをリモート操作できるようにする。

 DoSupportは、顧客PCのWindows画面をオペレーターPCからリモート操作できるようにするクラウドサービスである。通話しながら画面を共有することで、PCのトラブルを解決しやすくなる。顧客PCとオペレーターPCにソフトをインストールする必要はなく、双方ともにWebブラウザーでクラウドにアクセスした状態で利用できる。Webブラウザーとしては、Internet Explorer 7以降(ActiveXコントロールが動作する環境)を使う。

 利用に当たっては、まずオペレーターがDoSupportにアクセスした状態で、SSL-VPNコネクションを張るためのURLとセッションIDを顧客に教える。顧客は、教えられたURL(HTTPS)にInternet Explorerでアクセスし、セッションIDを入力する。すると、オペレーターによるリモート接続を許可する確認画面が出るので、これを承認する。これにより、オペレーターは顧客PCをリモート操作可能になる。

 サービスの価格(税別)は、オペレーターの同時接続数に応じて変わり、同時接続1アカウント当たり、年額21万6000円。使用料とは別に、初期費用として企業登録料が3万円必要。販売目標は、今後1年間で1億円。サポートするOS環境は、顧客PCがWindows Vista/7/8/8.1またはWindows Server 2008/2012、オペレーターPCがWindows Vista/7/8/8.1。