写真●「SPARC M10-4S」 (外観は従来機種と同じ)
写真●「SPARC M10-4S」 (外観は従来機種と同じ)
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 富士通と米オラクルは2014年4月8日、動作周波数3.7GHz、16コアのプロセッサ「SPARC64 X+」を搭載したUNIXサーバー「SPARC M10」シリーズを全世界で発売したと発表した(関連記事写真)。動作周波数3.0GHzの「SPARC64 X」を搭載した従来機と比べ、処理性能を約30%高められるという。

 今回、新プロセッサ搭載版を販売するのは「SPARC M10-1」「SPARC M10-4」「SPARC M10-4S」の3機種。上位版のSPARC M10-4Sでは、同一システム内でSPARC64 XとSPARC64 X+の筐体を混在させることができる。システムを動作させたまま、プロセッサやメモリー、I/Oの構成を変更可能という。従来機種と同様に「Oracle Solaris 11」「Oracle Solaris 10」「Oracle Solaris Legacy Containers」をサポートする。
 
 SPARC64 X+搭載版の価格は、SPARC M10-1が219万6000円から、SPARC M10-4が733万5000円から、SPARC M10-4Sが1974万円から。