米Microsoft傘下のSkypeは現地時間2014年4月7日、放送スタジオ向けビデオ通話サービス「Skype TX」を発表した。2015年前半に利用可能にする。

 Skype TXは、最近買収したCat and Mouseの技術をベースに、高品質のハードウエアとSkypeソフトウエアを組み合わせる。放送スタジオは、世界中のSkypeユーザーからのビデオ通話をリアルタイムで放送番組に組み込むことができる。

 フルフレームのHD-SDIビデオ入出力やバランスオーディオ入出力をサポートし、自動アスペクト比変換機能を備える。ワークフローと統合するためのAPIや、複数のSkypeコールを同時処理可能な管理インタフェースも提供する。「視聴者の興味を削ぐコール通知や広告は表示しない」としている。

 Skype TXは、メディア業界におけるSkypeの導入促進を目指す「Skype in Media」の一部として展開する。Skype TXの使用例をSkype in Mediaの専用サイトで公開している。

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