中国Weibo(微博)が計画している米国での新規株式公開(IPO)は、最大約3億8000万ドル規模になる見込みだと、複数の海外メディア(米Forbes英Financial Times米Wall Street Journalなど)が報じた。

 米証券取引委員会(SEC)に現地時間2014年4月4日に提出された書類によると、Weiboは米国預託証券(ADR)を1株17~19ドルで公開する予定で、最大3億8000万ドルの調達を目指す。需要が予定数を超えて追加販売が行われた場合、調達規模は最大4億3700万ドルにのぼる見込み。

 Weiboの親会社である中国Sina(新浪)は、2014年3月にWeiboのIPOを明らかにした際に、最大5億ドルの調達を目指すとしていたが、それより控えめな規模になりそうだ。

 Weiboは「中国版Twitter」と呼ばれ、月間アクティブユーザー数は約1億3000万人とされている。昨年の年間売上高は1億8800万ドルで前年の6600万ドルから急成長した。3800万ドルの純損失を計上したが、前年の1億200万ドルから赤字を縮小している。

 上場先は米NASDAQ市場で、ティッカーシンボルは「WB」となる見込み。