米マイクロソフトは2014年4月2日(現地時間)よりサンフランシスコで開催中の開発者向けカンファレンス「BUILD 2014」にて、WindowsのIoT(Internet of Things)対応について最新情報を共有した。

 BUILD 2014の初日の基調講演で、マイクロソフトのOS部門を統括するTerry Myerson氏がInternet of Thingsについて言及(写真1)。「小型でパワフルなチップの登場により、様々な形状のインターネットデバイスが可能になる。我々もすでにWindowsをARMに移植している」として、ARMに対応したWindows Embedded Compact 2013やWindows RTの存在を示唆した。その上で、「それらに匹敵する優れた製品をインテルが作っている」として「Galileo」開発ボードを紹介した(写真2)。

写真1●IoTについて解説するTerry Myerson氏(画像はChannel9 http://channel9.msdn.com/ より、以下同)
写真1●IoTについて解説するTerry Myerson氏(画像はChannel9 http://channel9.msdn.com/ より、以下同)
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●インテルのGalileo開発ボード
写真2●インテルのGalileo開発ボード
[画像のクリックで拡大表示]

 Galileoは、インテルによるIoT向けの低消費電力x86プロセッサ「Quark」を搭載した開発ボードで、アナログ入力やデジタル入力、microSDやMini-PCIeなど様々なインタフェースを備える。また、電子工作用のマイコンボードとして定評のある「Arduino互換」となっている。