パナソニックは2014年4月4日、DIGA(ディーガ)の新モデルの2機種(「DMR-BXT970」と「DMR-BXT870」)を5月25日に発売すると発表した。

 地上デジタル放送/BS放送/110度CS放送のチャンネルをまるごと録画できる機能を搭載する。BXT970(ハードディスク容量は5TB)はまるごと録画用に八つのチューナーを搭載しており、8チャンネル分の録画が可能。BXT870(同3TB)では四つのチューナーで4チャンネル分の録画に対応できる。

 加えて2機種には三つの通常録画用チューナーを搭載する。このうち二つをまるごと録画用に割り当てて、まるごと録画用に割り当てるハードディスクの容量も増やすことで、録画日数を増やせる。例えば、BXT970では最大で10チャンネルの番組を21日分まるごと録画できるようになる。

 今回の2機種は、発売後のソフトウエアのバージョンアップにより、リモート視聴(次世代放送推進フォーラムの「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件 Ver1.0」に準拠したもの)が可能になる。リモート視聴アプリをダウンロードすれば、外出先で放送中の番組や録画番組をストリーミング再生できるようになる。

 DMR-BXT970の地上デジタル放送用チューナー(合計五つ)のうち四つのRMP処理方式には、ソフトウエアで処理を行う「コンテンツ権利保護専用方式」(いわゆる新RMP)を採用した。同方式に対応した据置型デジタル放送受信機は同機種が初となる。

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