写真1●アルバネットワークスの「Aruba AP-270シリーズ」
写真1●アルバネットワークスの「Aruba AP-270シリーズ」
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写真2●米アルバネットワークス ワールドワイド セールス エグゼクティブ バイスプレジデントのジョン・ディルーロ氏
写真2●米アルバネットワークス ワールドワイド セールス エグゼクティブ バイスプレジデントのジョン・ディルーロ氏
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 アルバネットワークスは2014年4月3日、IEEE802.11acに対応する屋外向け無線LANアクセスポイントの新製品「Aruba AP-270シリーズ」を発表した(写真1)。既に販売を開始している。

 AP-270シリーズには、AP-274とAP-275の2機種がある。違いはアンテナで、AP-274は別売の外付けアンテナを使用、AP-275はアンテナを内蔵する。2.4GHz帯と5GHz帯の両方をサポートし、それぞれで3ストリームのMIMOに対応する。理論上の最大伝送速度は、2.4GHz帯が600Mビット/秒(「TurboQAM」技術に対応しているクライアント端末を使用した場合)。5GHz帯は1.3Gビット/秒である。

 屋外用であるため、IP66/IP67相当の保護性能を備える。同社の他のAP製品と同様、ローミング環境でクライアント端末を最適なAPに誘導する「ClientMatch」や、「ARM」と呼ぶ自動電波調整機能などをサポートする。

 AP-270シリーズの価格は25万6000円(税別)から。発売済みなのは、アルバの無線LANコントローラーで管理するタイプである。このほか、仮想コントローラーを内蔵する「Aruba Instantバージョン」も、2014年第2四半期中に発売する予定だ。

 アルバが同日開催した発表会では、米アルバネットワークスのワールドワイド セールス エグゼクティブ バイスプレジデントであるジョン・ディルーロ氏が登壇(写真2)。オールワイヤレスの環境に向けた同社の方向性として「モビリティを優先する従業員(#GenMobile)のサポート」「完全なモビリティソリューションの提供」「イノベーションを広げる」などを挙げた。

 次いでプロダクト・マーケティング ディレクターのクリスティアン・ギルビー氏が、新アーキテクチャーである「Arubaモビリティ・ディファインド・ネットワーク」の提供機能を紹介。(1)安定した無線環境、(2)セキュアな無線環境、(3)シンプルな無線環境、(4)スマートな無線環境――を実現するものだと説明した。

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