米マイクロソフトは2014年4月2日(現地時間)、サンフランシスコで開催中の開発者向けカンファレンス「BUILD 2014」の基調講演で、Windows Phone 8.1やWindows 8.1をはじめとする同社のクライアント製品について、最新情報を共有した。
同社のOperating Systems Groupで統括するExecutive Vice PresidentのTerry Myerson氏は、前CEOのスティーブ・バルマー氏が得意とした「Developer, Developer, Developer」を引用しつつ、「みなさんのファンが待っている」という動画を披露。Windowsエコシステムに参加している開発者一人ひとりが作る次のアプリを、世界中のWindowsユーザーが待っているというメッセージを伝え、会場を沸かせた(写真1)。
キーボード、マウス操作を改善
マイクロソフトはWindows 8.1向けに提供するアップデートの概要を、2014年2月のMobile World Congress 2014に合わせてバルセロナで開催した説明会で発表していた。マイクロソフトのOperating Systems GroupでCorporate Vice Presidentを務めるJoe Belfiore氏は、BUILD 2014において、改めて「Windows 8.1 Update」の詳細を発表した(写真2)。
このアップデートでは、タッチ操作の強化を主眼に置いてきたWindows 8の方向性はそのままに、キーボードやマウスを利用するユーザーに向けた改善が中心となる。既存のWindows 8.1ユーザー向けには、2014年4月8日に配布を始める(写真3)。それに先駆けて、開発者向けにはMSDNにて即日提供を開始。開発環境である「Visual Studio 2013 Update 2 RC」も同日より提供を開始する。