ビットメディアは2014年4月2日、スポーツ中継などで実績のあるWebベースの簡易動画編集ツール「ShareCast Playlist Editor」の4K/HEVC版を開発したと発表した。

 ビットメディアは、P2P技術とクラウド環境を利用したストリーミング配信ソリューション「ShareCast」の一つのサービス形態として、動画ファイルを加工せずWebブラウザで動画クリップを即時に簡易編集できる「ShareCast Playlist Editor」を展開している。

 この新たな機能として、次世代動画圧縮規格H.265/HEVCに対応した「ShareCast Playlist Editor HEVC版」を開発し、米国ラスベガスにて開催される全米国際放送機器展「2014 NAB Show」(2014年4月7日~10日)で、NTTグループブースの「Smart UHD Platform」コーナーで参考出展する。

 同Editorは、iPhone/iPad向けのストリーミング・フォーマット、HTTP Live Streaming(HLS)形式の特徴である数秒程度の動画セグメント・ファイルを連続再生させる仕組みを活用し、再生する一連のセグメント・ファイル群のin点とout点をWebブラウザ上でプレイリストとして指定するだけで簡易カット編集を実現する。NHKによるロンドン五輪などスポーツ関連動画制作ワークフローに採用されるなどしている。

 今回の開発で、次世代動画圧縮規格H.265/HEVCに対応するとともに、HLS Version 5に対応したプレイリストなどに対応した。これにより、いわゆるiフレーム単位という従来よりもきめ細かい単位でin点/out点の指定ができるようになった。

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