写真●OmniJoinの利用イメージ(出典:ブラザー販売)
写真●OmniJoinの利用イメージ(出典:ブラザー販売)
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 ブラザー販売は2014年4月1日、Web会議システムをSaaS型で提供するクラウドサービス「OmniJoin」(写真)について、料金プランを一新した。これまでは会議の規模に応じて大雑把にプランを分けていたが、より細かいプランへと変更。これにより、オーバースペックのプランを契約する必要が減り、利用実態に即したプランを契約しやすくなった。

 前提となるOmniJoinとは、SaaS型で提供するWeb会議システムである(関連記事:ブラザー販売、Web会議システム「OmniJoin」を出展)。音声/映像を扱うための専用機器を必要とせず、Webブラウザーだけで会議に参加できる。PowerPoint資料などを参加者全員の画面上に表示して、ページめくりやポインター表示などを同期させる使い方もできる。

 今回、OmniJoinの料金プランを改訂し、利用実態に即した適切なプランを契約しやすくした。オーバースペックのプランを契約する必要がなくなるため、これまでのプランと比べて利用料金を減らせる可能性がある。

 従来プランは大きく、(a)「ベーシック」(主催者×1人、参加人数×3人、会議室×1室)、(b)「ハイクオリティ」(主催者×1人、参加人数×10人、会議室×1室)、(c)「エンタープライズ」(同一企業であれば主催者に制限なし、参加人数×50人、会議室数に制限なし)---に分かれていた。

 これに対して新プランでは、会議の主催者の違いに応じて、誰でも主催者になれる「会議室プラン」と、主催者を限定する「主催者プラン」に分割した。それぞれのプランごとに、参加人数に応じて3人、5人、10人のプランを用意した。いずれのプランも、同時開催できる会議室数は1室である。ただし、会議室プランの上位プラン「会議室プラン[フレックス]」は、参加人数の合計が10人になるまで複数の会議を同時に開催できる。

 新プランの価格(税別)は、主なもので、以下の通り。

 会議室プランの場合、参加人数3人で、月額1万9800円(または年額19万8000円)。参加人数5人で、月額2万8200円(または年額28万2000円)。参加人数10人で、月額4万5000円(または年額45万円)。会議室プラン[フレックス]は、参加人数10人で、月額5万6400円(または年額56万4000円)。

 主催者プランの場合、参加人数3人で、月額7800円(または年額7万8000円)。参加人数5人で、月額9600円(または年額9万6000円)。参加人数10人で、月額1万2000円(または年額12万円)。なお、主催者プランの場合、参加人数3人と5人の廉価プランの場合、HD画質(1280×720ドット)やアプリケーション/デスクトップ/動画の共有、会議を録画してストレージ(2Gバイト)に保存する機能などがオプション扱いとなる(それぞれ月額1200円または年額1万2000円)。