情報処理推進機構(IPA)は2014年4月1日、Windows XPとOffice 2003のサポートが4月9日に終了するとして改めて注意を呼びかけるとともに、Windows XPなどからの乗り換え方法を説明した。
サポートが終了した4月9日以降もWindows XPやOffice 2003を使い続けることは危険だとして、IPAでは、2014年1月29日および2月18日にも注意喚起している。サポートが終了すると、新たな脆弱性が見つかっても、セキュリティ更新プログラム(パッチ)が提供されなくなるためだ。パッチが提供されないために脆弱性が放置されるので、ウイルス感染や不正アクセスの危険性が高まるという。
そこでIPAでは、Windows XPやOffice 2003を使っているかどうかの確認方法や、使っている場合の移行方法について、今回改めて解説した。
まず、Windows XPを使っているかどうかは、Windows起動時に表示されるロゴや、画面左下のスタートボタンのデザイン、システムのプロパティなどで分かるとしている(画面)。
また、Office 2003を使っているかどうかは、スタートメニューに表示されるソフト名や、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」の表記をチェックすれば分かるとアドバイスしている。
乗り換え方法としては、「パソコンを新規購入する」「パソコンはそのままで、Windowsをアップグレードする」「タブレットやスマートフォンに乗り換える」といった選択肢を示し、それぞれのメリットとデメリットを紹介している(図)。