写真●OpenText RightFax Expressの外観
写真●OpenText RightFax Expressの外観
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 ハンモックは2014年4月1日、ファクス回線を複数のパソコンやサーバーで共有できるようにするファクスサーバー機の新製品「OpenText RightFax Express」(写真)を発表、同日出荷した。社内LANとファクス回線(電話回線)を仲介することによって、IPネットワーク上のアプリケーション(Webブラウザーやメールソフト、共有フォルダーなど)を介してファクスを送受信できるようにする。

 社内LAN上のパソコンやサーバー機などからTCP/IPアプリケーションを介してファクス回線を使えるようにする専用サーバー機である。本体形状は1Uラックマウント型(幅34.5×奥行き32.0センチメートル)で、扱えるファクスイメージはA4サイズに限られる。接続するファクス回線に応じて、アナログ回線用(2/4/8回線)とINSネット64用(2/4回線)を用意した。ファクス回線とは別に、社内LAN接続用のネットワークインタフェース(1000BASE-T×2個)を備える。

 ファクス受信イメージはTIFF形式で保存/転送するが、ファクス送信時には各種のオフィス文書をそのままファクスサーバーに送信できる。利用可能なオフィス文書は、Office(Word、Excel、PowerPoint)、PDF、リッチテキスト(RTF)、XPS(XML Paper Specification)、画像(TIFF、JPEG)。

 価格(税別)は、以下の通り。アナログ回線用は、2回線モデルが77万円、4回線モデルが115万円、8回線モデルが210万円。INSネット64用は、2回線4チャネルモデルが115万円、4回線8チャネルモデルが210万円。なお、同製品は既存製品「Fax Appliance A10x」の後継に当たる。既存製品はアナログ回線用の機器しかなかったが、新製品ではアナログ回線用に加えてINSネット64用の機器を用意した。

メール/Webブラウザー/共有フォルダーなどでデータ連携

 ファクス送受信の方法には大きく五つある。それぞれの詳細は以下の通り。