経済産業省は2014年3月31日、経済産業大臣の私的懇談会として「開業率を倍増するために必要なこと」をテーマに第3回ベンチャー有識者会議を開催した(関連記事:「ベンチャーと大企業」テーマに有識者会議、「日本では大企業のM&Aが低水準」と茂木経産相)。

 冒頭、茂木敏充経済産業大臣は第3回のテーマである開業率の倍増について、「チャレンジ精神や起業に対する意識を高めることも大事だが、一方でベンチャーに対するリスクマネーの供給や、経営のノウハウを提供する支援体制もまだまだ十分ではないと考えている」と説明(写真1)。

 政府が日本再興戦略において掲げる「開廃業率10%」について、「野心的な目標を掲げているが、掲げること自体も重要だが、そういった目標をどう達成するのか、具体的手段がなければならない」と述べた。

写真1●第3回ベンチャー有識者会議で挨拶する茂木敏充経済産業大臣
写真1●第3回ベンチャー有識者会議で挨拶する茂木敏充経済産業大臣
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