写真●パークジャパンの営業担当者はOrkney GeoGraphを使って、顧客の訪問計画を立案する
写真●パークジャパンの営業担当者はOrkney GeoGraphを使って、顧客の訪問計画を立案する
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 ベンチャーのオークニーは2014年4月1日から、クラウドサービス「Orkney GeoGraph」のライセンス体系を変更する。3種類の利用体系を用意し、ユーザーの使い勝手を高める。Orkney GeoGraphは、営業活動や機器・サービスの保守といったフィールド業務を、位置情報を使って支援するサービス。

 オークニーは新たに「Basic」「Standard」「Professional」の3種類を用意する。Basicはスマートフォンからスケジュールを確認したり、訪問先の顧客情報を確認したりできる。Standardはパソコンやタブレットに対応し、Professionalは業務の傾向やパターンを地図上に可視化することが可能になる。従来はProfessionalに該当する利用体系しか用意しなかった。

 例えば、フィールド業務の現場担当者はBasicを使って出先で訪問計画を立案する一方、部門の責任者はProfessionalで業務を分析したり、戦略を立案したりといった利用が可能になる。

 1ユーザー当たりの利用料金はBasicが月額800円、Standardが月額2000円、Professionalが月額4000円。利用に当たっては、Professionalを最低2ライセンス契約することが必須で、初期登録費用として5万円からが別途必要になる。50ライセンスを利用する場合、従来と比べて利用料金を約7割減らせる場合があるという。

 オークニーは2013年3月に米セールスフォース・ドットコムから出資を受けた。2014年3月時点で、駐車場の運営・管理を手掛けるパークジャパンなど約80社の顧客を持つ(写真)。