米Gartnerが現地時間2014年3月27日に公表した市場調査によると、パソコン、タブレット端末、携帯電話を合わせた2014年の世界出荷台数は前年から6.9%増え、24億7980万台になる見通し。このうち従来型パソコン(デスクトップ、ノートパソコン)は同6.6%減の2億7670万台、タブレット端末は同38.6%増の2億7070万台になると同社は予測している。

 同社の推計によると、従来型パソコンは2014年にほぼ3分の2が同じ従来型の機種に買い換えられる。残り3分の1の大半は、タブレット端末やハイブリッド型ノートパソコン、薄型軽量ノートパソコンに買い換えられ、そのほかは全く買い替えが進まないという。

 一方、タブレット端末は、これまで米Appleが市場を支配する米国を中心に普及してきたが、今後はほかの地域における普及ペースが加速する。ただしノートパソコンからタブレットに買い換えるという傾向は2014年以降弱まっていくと同社は予測している。

 またGartnerが予測する2014年における携帯電話の出荷台数は、前年比4.9%増の18億9510万台。携帯電話市場をけん引するのは、高機能端末の下位モデルと、低価格端末の上位モデルとGartnerは見ている。

 2014年におけるパソコン、タブレット、携帯電話を合わせたOS別の出荷台数は、「Android」が11億7100万台で最も多く、全体の47.2%を占める見通し。「Windows」がこれに次ぎ、3億3910万台(シェアは13.7%)。「iOS/Mac OS」は2億8640万台(同11.5%)になると予測している。

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本文、第1段落で「タブレット端末は同38.6%増の2億7070になると同社は予測している」としておりましたが「タブレット端末は同38.6%増の2億7070万台になると同社は予測している」の誤りでした。本文は修正済みです。お詫びして訂正します。[2014/3/31 14:45]