イーセクターは2014年3月28日、Web型のファイル転送サービスの一つとして、G(ギガ)バイト級の大容量ファイルを安全にやり取りできるようにした「大容量ファイル転送サービスギガ転」(写真)を発表した。4月1日に提供開始する。申し込んでから最短5営業日で利用できる。販売目標は、今後3年間で100社。
SaaS型のファイル転送サービスである。Webブラウザーでファイルをアップロードすると、ダウンロードURLを記したメールが受信者に送られる。特徴は、1Gバイト以上の大容量データを転送できること。
一度に送信できるファイルサイズの上限は、「ベーシックプラン」が1Gバイト、「プレミアムプラン」が2Gバイト。保存ディスク容量は最大送信ファイルサイズと同じで、ベーシックプランが1Gバイト、プレミアムプランが2Gバイト。
保存ディスク容量は、別途オプションで1Gバイト単位で増やせる。ただし保存ディスク容量を増やした場合でも、送信できるファイルサイズの上限は1Gバイトまたは2Gバイトのままで変わらない。
安全にファイルをやり取りできるように、セキュリティにも力を入れているという。標準でAES、DES、3DESのいずれかでファイルを暗号化してクラウド上に保存する。
オプションを適用すると、CamelliaやSEEDなど全16種類の暗号方式の中から任意の暗号方式を追加できる。さらに、承認機能(送信時の承認ワークフロー)やログレポート(「誰が、いつ、誰に対して、何を送ったのか」を記した月次レポート)もオプションで用意した。
価格(税別)は以下の通り。ベーシックプラン(1Gバイト)は、初期費用が1万円で、1ユーザー当たり月額500円(最小契約単位となる10ユーザーで月額5000円)。プレミアムプラン(2Gバイト)は、初期費用が1万円で、1ユーザー当たり月額800円(最小契約単位となる10ユーザーで月額8000円)。
オプションの価格は、承認機能が月額1000円、ログレポートが月額1000円、暗号方式の追加が1暗号当たり月額350円、保存ディスク容量追加が1Gバイト当たり月額350円。