マイクロアドデジタルサイネージ(MADS)は、デジタルサイネージ向けのアドネットワークサービスである「Monoliths(モノリス)」の提供を2014年4月1日に開始する。

 Monolithsは、デジタルサイネージ広告をネットワーク経由で統合管理するサービスで、広告主は「放映日時」「放映エリア」「カテゴリー」など様々な条件を設定して、屋外や各種施設のデジタルサイネージのうち任意のものに広告素材を配信できるほか、放映実績も確認できる。ネットワーク経由での広告枠の買い付け機能や上限予算の設定など予算管理機能も備える。

 広告枠の価格は15秒放映単位で設定する。広告の単価は、「デジタルサイネージの設置場所や大きさによって変わる」(代表取締役CEOの穴原誠一郎氏)という。

 デジタルサイネージを保有するロケーションオーナーはMonolithsのネットワークに参画することで、広告収入を得ることが可能になる。ロケーションオーナーは、自らが所有するデジタルサイネージ上で広告主別に放映の許可を与えるか否かを選択できる。

 MADSは、ロケーションオーナーから徴収する手数料を収益源とする。固定課金方式(事前に決めた一定の金額を支払う方式)とレベニューシェア方式(広告収入に一定の比率を乗じた金額を支払う方式)のうち、ロケーションオーナーの意向に沿うものを採用する。2014年度中にMonolithsを導入するデジタルサイネージ数を1000ディスプレイにまで増やすことを目指す。